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紙のドレスを燃やす夜 −香港大夜総会−


公演期間
会場
1997/9/26〜10/29
Bunkamura シアターコクーン
原案・脚本一色伸幸
作・演出岸谷五朗・寺脇康文
出演岸谷五朗(立神雄作)、寺脇康文(梁鳳英)、小泉今日子(マック)
袴田吉彦(ポール)、渡辺哲(陳果)、友金敏雄(黒社会ボス) ほか。
座席9/30(火) 1階G列5番、10/9(木) 中2階立見L7番、10/19(日) 1階Q列5番
10/24(金) 中2階立見R1番、10/28(火) 1階D列14番



 2年半ぶりの公演で、岸谷五朗主演の映画「香港大夜総会 タッチ&マギー」の舞台版。しかし、映画のストーリーをそのまま舞台化したのではなく、五朗ちゃん演ずる「立神雄作」の、映画には登場しない別のエピソードを描いた公演だった。所々のシーンに映画が映し出され、映画と舞台が融合していたのも印象的。五朗ちゃんと康文のコンビが絶妙で、SET時代を想い出させるような雰囲気だった。
 この公演の舞台は、返還直前の香港。ホモのルポライターである立神は、麻薬取引の現場を目撃したため、香港の「黒社会」に命をねらわれる羽目になる。何とか逃げ延びた彼は、かつての恋人だったゲイ、マギーの店を訪ねるが…そこではマギーの葬儀が行われようとしていた。マギーには、マックという妻がいたが、彼女は夫がゲイであることを知らなかった…立神をはじめとしたマギーを慕う人々は、マギーの店を売り、カナダへ移住したいというマックの気持ちをなんとか変えようと努力する。そんな人々の中に、梁鳳英という男がいた。彼もこの店の常連だったが、実は、香港黒社会の一員で、ボスから立神を殺せと言う命令を受けていた…立神はマギーの店をショーパブにすれば、香港返還後も店を存続できると考えた。初め、マックは反対していたが、次第にみんなの熱意に心を動かされる。そして、ショーパブとなったマギーの店には、黒社会も招待された。実は立神は、ショーを利用し黒社会のボスを殺そうという計画を立てていたのだった…計画は、陳果の思いがけない行動で失敗し、店で乱闘が始まる。マックは必死で店を守ろうと、ショーを続ける。すべてが終わってしまったあと、今度はマックと立神の恋のシナリオが始まる…ストーリー的にも、アクションやコメディなどのエンターテイメント的部分においても、非常に完成度の高い公演だったと思う。



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