![]() 高杉 晋作 諱:春風 字:暢夫 号:東行 変名:谷 潜蔵 |
1839年8月20日、父・小忠太、母・道の長男として萩の菊屋横丁に産まれる。幼い頃に疱瘡を患い、生死の境をさまようが青木周弼の治療により生還。だが顔に痘痕が残り、後々までコンプレックスとなる。病弱だったため、度胸をつけさせようと母親は円政寺の天狗面や刑場を見に行かせていたという。 やがて藩校の明倫館に入学するが、勉学よりも剣に熱中する。剣は柳生新陰流の内藤作兵衛に師事。そんな折、明倫館の学友で一つ下の久坂義助に誘われ、萩郊外吉田村の松下村塾の門を叩く。師の吉田松陰に感化され、勉学に励むようになるとその才能が発揮され、久坂とともに「村塾の双璧」と言われるようになる。 1859年、松陰が安政の大獄で江戸へ護送された際、晋作は江戸遊学中の身だったため獄中の師をバックアップする役目を担った。その時期に2人の間を行き来した書状が多数残っている。しかし晋作が藩命に寄り萩へ戻る最中、松陰は刑死。このことが後の晋作の生き方に大きな影響を与えることとなる。 萩に戻って間もなく、親の勧めで5歳下の雅子と結婚。しかし、晋作はその後も各地を飛び回っていたため、2人が一緒にいられた時間はほとんどなかったという。結婚後、間もなく海軍伝習所に入るが、船酔には勝てず断念。江戸から水戸、松代、福井などを回り、各地の学者と面会して見識を高める。萩へ戻ると世子の小姓役に任命され、やがて藩命で上海へと渡航する。欧州列強に支配された上海の姿を目の当たりにし、攘夷思想を強めることとなる。1862年12月、品川の英国行使館焼討ち事件に参加。翌年1月には師松陰の遺骨を小塚原から世田谷に改葬し、その際に将軍しか渡ることのできない上野の「三橋」を通ったという話も残っている。また、3月には京都賀茂神社行幸に同行した将軍に対し「征夷大将軍!」と野次を飛ばしたと言う逸話もある。 この時期には髪を剃り「東行」と名乗って10年の暇を乞う。萩で隠棲するが、長州藩が幕命により攘夷を決行したことによって馬関戦争が勃発。晋作は藩命により奇兵隊を結成する。翌年、1864年には脱藩して京都へ向かうが、やがて帰郷。脱藩罪で野山獄に投じられている最中、京都では池田屋事件や蛤御門の変が起こり、長州は京から一掃されてしまう。出獄後、馬関戦争の後始末のため「宍戸刑馬」の偽名を使い四国連合艦隊との講話談判を行う。四国艦隊は賠償金と彦島の租借を要求したが、いずれも退けることに成功する。その頃、長男梅之進が誕生。ほんのわずかではあったが、雅子とともに家族水入らずの日々を過ごす。 一方、長州内部では幕府恭順思想の俗論派が台頭しはじめる。時勢は大きく変化し、正義派の晋作も刺客に狙われる。下関の白石正一郎邸、筑前の野村望東尼邸(平尾山荘)などに潜伏しながら時勢を伺っていたが、やがて藩は正義派の三家老の首を差し出し、幕府に恭順する姿勢を見せる。そのような状況に風穴を開けるべく、1864年12月15日、晋作は下関功山寺で挙兵する。このクーデターは成功し、再び正義派が藩の実験を握る。しかし、再び刺客に狙われるようになり脱藩。下関の芸妓おうのとともに四国へ逃れる。松山、琴平、高松と移動し、琴平では侠客の日柳燕石邸(呑象楼)に潜伏する。数ヵ月後に帰藩し、海軍を任されるようになる。この頃、再度の洋行を試みて何度か長崎へ向かうが、いずれも失敗に終わる。 1866年6月、第二次長州征伐が始まると、晋作は海軍総督に任命される。大島口の戦いでは幕府艦隊に夜襲攻撃をかけ、大島を奪還。小倉口の戦いでも圧勝し、幕府軍は敗走。しかし、その頃結核にかかり、免職される。下関で病床につき、1867年4月14日、死去。享年29歳。 |
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高杉晋作生家 東萩駅から徒歩20分。 萩中心部の菊屋横町に建物現存。 内部の見学不可。入場料100円。 |
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松下村塾 東萩駅から徒歩20分。 松蔭神社内に建物現存。 内部の見学不可。外部の見学自由。 |
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萩・草庵跡 松陰神社から徒歩10分。 吉田松陰生誕の地、吉田松陰・高杉晋作墓所の近く。 建物なし。見学自由。 |
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白石正一郎邸跡 下関駅から徒歩5分。 奇兵隊結成の地、屯所跡。 建物なし。見学自由。 |
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功山寺回天挙兵像 下関駅からバス20分。城下町長府バス停下車。 功山寺内の銅像。見学自由。 功山寺内部の見学可。入場料300円。 |
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終焉の地 下関駅から徒歩10分。 林算九郎邸跡。 建物なし。見学自由。 |
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高杉晋作墓所 小月駅からバス10分。東行庵入口バス停下車。 東行庵内。参拝自由。 |
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