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東尋坊

2003/07/20(SUN)

 今まで福井県は敦賀にしか行ったことがなかったので、今回の旅では福井を拠点に周辺の観光地を周遊することにしました。そこでこの日、最初に向かったのは東尋坊です。福井駅から京福電車で三国港駅まで行き、そこからバス…というのが基本の行き方でしたが、2000年12月、2001年6月の正面衝突事故によって京福電車は運休、廃業してしまいました。そのため、JRで芦原温泉駅まで行き、そこからバスで向かうことに。芦原温泉からのルートは水族館経由と三国港経由の2つがあり、私が乗ったのは三国港回りのバスでした。

 芦原温泉駅から40分ほどで東尋坊バス停に到着。土産物屋が建ち並ぶ道を5分ほど進むと目の前に日本海が広がります。そして、眼下には断崖絶壁…まさに二時間ドラマの殺人事件の世界です(笑)荒波によって浸食された岩場は、輝石安山岩が五角形、六角形の柱状になっている「柱状節理」という非常に珍しいもの。世界中で、このような地形は3カ所しかないそうです。「自殺の名所」という、あまりうれしくないイメージがある場所ですが…とにかく観光客が多く、本気で自殺したい人はここではしないだろうな、と思ってしまいました(^^;しかし、「いのちの電話」と電話番号が書かれたポスターや木柱などは至るところで見かけました(笑)

 そもそも、この「東尋坊」という名の由来も、人の命に関わるものです。平泉寺という寺に東尋坊という僧がいて、一人の娘をめぐり、永平寺の真柄覚念という僧と対立していました。ある日、真柄覚念は主演を催すと東尋坊を岩場に誘い出し、隙をついて東尋坊を突き落としてしまいました。その日は4/5。以来、毎年4/5は大時化になり、永平寺に向けて竜巻が起きたといいます。数十年後、そのことを聞いた全国を行脚中の僧が一編の詩を海底に沈めたところ、祟りは収まったそうです。そのため、この断崖は「東尋坊」と名付けられたそうです。かなりリアルな話だと思いました。

 岩場を少し歩いた後は、荒磯遊歩道を散策。こちらは人が少なく、波の音まで聞こえそうです。どちらかというと、この遊歩道の方が「自殺の名所」風かもしれません(^^;20分ほど歩くと、三国港回りの東尋坊行きバスのバス停にたどり着きました。

 次の目的地は丸岡城なので、一度芦原温泉駅まで戻る必要があります。三国港回りの芦原温泉行きバスの時刻表を見ると、10分前に行った後…次のバスは50分後です(;_;)しかし、東尋坊行きは20分後。確か、水族館経由のバスに乗り継げるはずなので、ここで待つことにしました。東尋坊バス停でダッシュし、無事乗り継ぎ成功。そのバスは永平寺行きでした。運転手さんに、丸岡城の近くを通るか聞いたところ、本丸岡バス停から10分程度だが、今は天守閣には登れないと言う思いもかけない答えが…。今年の3月から半年間、工事のために天守閣へは登城できなくなっているそうです。丸岡城は国内最古の天守閣で、福井大地震で倒壊したものの、木材をそのまま利用して再建されたために重要文化財指定を受けています。国内に現存する8つの重文天守閣のうち、ここ以外はすべて制覇しているので…あきらめきれず、本丸岡でバスを降りました。

 しかし、運転手さんの言っていたとおり、天守閣は作業用の青いシートに包まれていました。登城できないなら外観の写真だけでも…と思っていましたが、それも不可。この旅のメインは実は丸岡城だったので、事前に調べておけばよかったと後悔しました。今回は残念ながら登城できませんでしたが、必ず年内にリベンジします(笑)隣接する資料館は開いていましたが、次回のために今回は見学しませんでした。再び本丸岡バス停に戻り、次は永平寺に向かいました。

東尋坊1 東尋坊2 東尋坊3 丸岡城
東尋坊丸岡城(丸岡町)



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