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テーマ:幕末レトロ、その他

函館

2002/07/12(FRI)

 弘前から海峡線に乗ること約3時間…函館に着いたのは18時過ぎでした。前回、3月に訪れた時にはまだ運行していなかった函館山登山バスも、今回はばっちり動いています(笑)あまり天候はよくありませんが、とりあえず夜景を見に行くことにしました。山頂に着いた時には小雨がぱらついていましたが、美しい夜景を楽しむことが出来ました(^^)しかし、ちょうどいい季節ということもあって山頂もバスも大混雑でした(^^;空いている時なら10分もあれば下れる道なのに、倍以上の時間がかかっていました。かなり疲れたので、ホテルに戻ってすぐに寝てしまいました。



2002/07/13(SAT)

 今回、函館を訪れた最大の理由は、道南史跡めぐりという観光バスに乗ることでした。このバスは7月〜9月の季節運行なので、今まで3回とも乗ることが出来ませんでした。このバスに乗ると、松前や江差など電車では行きにくい場所へもスムーズにアクセスできます。しかも松前や江差は函館戦争の激戦地でもあります。これは一度は行っておかないと…と思っていました。朝8時に函館を出発し、上磯、福島、松前、江差と1日かけて回るコースです。

 まずは七重浜を経由して上磯へ。トラピスト修道院の見学をしました。内部の見学は予約が必要で、しかも男性のみということで、門の外からの見学でした。長い坂道を登ったところに門があり、門の横には四季折々の修道院の姿を写したパネルが展示されています。修道院の敷地は非常に広く、山一つ分の敷地を利用して農作物を作っているそうです。そして、そこで作られるのがクッキーとバター飴ということで…駐車場の近くに直売所がありました(笑)

 函館湾沿いの道を進み、木古内へ。木古内は戊辰戦争の激戦地の一つで、伊庭八郎が再起不能となる重傷をここで負っています。八郎は海路で函館へと搬送され、函館病院で治療後、五稜郭へ移っています。一度はゆっくりと訪れてみたいと思っていますが、木古内には全く戊辰戦争関連の史跡・石碑などが残っていないのが残念です。知内へさしかかるとバスガイドさんが北島三郎の実家を教えてくれました。ピンク色のかなり目立つ建物でした(笑)地元では観光名所になっているそうです。

 知内を過ぎ、青函トンネルの入り口付近を通過するとバスは福島町へ。そこでは青函トンネル記念館を見学しました。吉岡海底駅の構内で見学したものとはまた違った機械の展示、パネルやビデオによる紹介など…小さな建物でしたが、展示内容は充実していました。ただ、今年の10月末に閉館になってしまうとのことで少し残念です。観光バスのオプションでは、千代の山・千代の富士記念して作られた横綱記念館を見学できましたが、見学が慌ただしいものになりそうだったので今回はやめておきました。

 福島から松前、そして上ノ国町で休憩を取って江差へ向かい、戊辰戦争の激戦地でもある中山峠を越えて函館まで戻ってきました。それまでなんとか雨は降らないでいたのですが、バスターミナルに着いたとたん、土砂降りになっていました(^^;ただし、バスガイドさんは「雨が止めば空気中の汚れがすべて流されるので、夜景がとてもきれいに見える」と言っていたので、それを期待してそのまま函館山行きの登山バスを待つことに。またすごい混雑になっていました(^^;山頂に着いた時には、まだ明るいのにたくさんの人が展望台を埋め尽くしていました。まだ日没までには1時間以上あったので、前日の混雑を考えるとこの日は早めに下山した方がいいかもしれないと考えました。なので、この日は昼間の函館市街と、江差方面の風景を撮影して下山しました。

トラピスト修道院
トラピスト修道院(上磯町)
青函トンネル記念館
青函トンネル記念館(福島町)




2002/07/14(SUN)

 今まで函館山にしか行っていないので、この日は一日函館で遊ぼう…と思っていたのですが、朝から雨が降っています(^^;しかも、かなり強い雨+風も強いようです。きっちりと散策プランを立てていましたが、とりあえずあまり歩かずに済むようなコースに変更を余儀なくされてしまいました。

 ホテルで大きな傘を借り、市電で五稜郭公園へ。ちょうど市立函館博物館五稜郭分館では「箱館戦記−激動の時代と無名の志士達−」という特別展示が開催されていました。会津武家屋敷や鶴岡、青森の博物館から借りてきた展示品は1階に、五稜郭分館蔵のものは2階に展示されていました。初めて見たものはもちろん、今まで何度も見たことのあるものも興味深く思えました。特に、2階にある八郎の肖像画と遺品の識別札、中島登の「戦友絵姿」などは、時間を忘れて見入ってしまいました。

 博物館を出ると、かなり雨足が強くなっていました。歳さんと八郎の埋葬地を改めて確認したいと思っていたのですが、一周するうちにずぶぬれになりそうな気がしたので少し歩いただけで五稜郭タワーに避難しました(^^;久しぶりにタワーに上ってみましたが、函館山は霧に包まれて見ることができませんでした。ただ、五稜郭はしっかりと見られました(笑)

 そろそろお昼の時間になったので、朝市に行くことに。しかし、雨は一向に弱まらず…バスで駅まで戻りましたが、靴の中までぬれてしまいました(^^;朝市では今が旬のイカ刺しを食べました。東京で食べるものは白っぽくなっていますが、こちらのものは薄くピンクがかった透明で、とても甘かったです。函館ならではの味を堪能して、ちょっと幸せになりました(笑)

 まだ時間はたっぷりとあるので、若松町の土方歳三最期の地へ行きました。さすが歳さんは人気があります。こんな悪天候にも関わらず、先客がいました(笑)あまりゆっくりしていても仕方がないので、そのまま函館駅へ。そこからはバスで称名寺を目指しました。函館ではこの時期がちょうどお盆にあたるので、お寺の多いこの地域は自家用車で混雑していました。称名寺の供養塔と、八郎をはじめとした旧幕軍の戦死者の過去帳があるという本行寺をちょっとだけ見て、再びバスへ。十字街で市電に乗り換え、谷地頭へ。
 そこから歩くこと15分、碧血碑にたどり着きました。函館八幡宮と碧血碑の間にあるお寺は、やはりお盆の墓参に来ている人が多かったのですが、碧血碑の周辺には人はいません(^^;雨は相変わらず強いのですが、このあたりは木が茂っているので傘をささなくても大丈夫な場所もありました。これが建てられた時は新政府にはばかって碑文をわざと曖昧な表現にしていた…というのは納得できます。しかし、現在はもうそのような遠慮は必要ないので、ここに葬られている人々の名前を全員、どこかに明示していたらいいのに、と毎回思っています。函館博物館の特別展ではありませんが、「無名の志士」がいかに多いか、史料を調べていくたびに痛感しているので、そういった人たちのことをもっと知ってもらう必要があるのでは、と思います。

 函館八幡宮を通って、谷地頭へ。まだ時間はありましたが、服まで濡れてしまったのでとりあえず休憩がてら函館明治館へ。限定キティを大量に買い、ちょっと幸せになりました(笑)金森倉庫もぶらぶら見学してみました。しかし、まだ時間があるので、函館駅に戻り、路線バスの函館空港行きの時刻をチェックしてきました。リムジンバスが頻発しているので、路線バスの方は1時間に1本程度しかありません。あまりいい時間帯のバスがなかったので、あきらめてホテルに戻りました。荷物を受け取り、路面電車で十字街へ。そこから数分のところに空港行きリムジンバスの乗り場があります。少し待ってバスに乗り、空港へ。空港でもキティをたくさん買ってしまいました(^^;ところが、空港の待合室が大変な混雑になってきました。どうやらいくつかの便が欠航、または1時間以上の遅れになっているようです。遅れならまだしも、欠航になってしまったら困るなぁ…と思っていましたが、東京行きは無事に飛びました。窓側の席を取っていましたが、霧のため夜景を見ることはできませんでした(^^;

函館の街並
函館の街並
明治館
明治館



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