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テーマ:幕末レトロ、その他

函館

2004/09/04(SAT)

 3年連続で7月に函館に行っていますが、その目的は函館市立博物館五稜郭分館で開催される企画展の見学です。今年も当然、見学できるだろう…と思っていましたが、今年は一部展示品が京都で7月上旬まで開催中だった「新選組!展」に出品されていたため、例年より遅れての開催となりました。特に興味のないテーマだったら、おそらく図録のみを取り寄せて終了…となったところでしたが、今回のテーマは新選組。「戦友絵姿」を全て公開するなど、なかなか見られない展示がありそうだったので、ANAのバースデー早割を利用して9月に再度行くことにしました(^^;早割の購入期限ぎりぎりに申し込んだため、いつも利用している函館→東京の最終便はすでに満席。仕方なく、1本早い便で帰ることにしました。

 東京→函館の始発はそれほど混んでいません。しかし、空港は去年と同じく大混雑でした(^^;しかも今回は、地元の私鉄に乗り遅れていまい、空港到着が出発の20分前…そんな予感がしていたのか、事前に航空券を引き取っておいたのでスムーズにチェックインできました。8時に函館空港に到着し、路線バスで市内へ。今回は荷物を持ったまま五稜郭へ行こうと思っていたので、湯の川で電車に乗り換えて五稜郭公園前まで行きました。

 まだ9時だというのに、公園手前の駐車場には観光バスが何台も並んでいます。この時間に来たのは失敗だったかもしれません(^^;目的の函館市立博物館五稜郭分館もけっこう混んでいました。しかし、ゆっくりと見学しているうちに館内はだいぶ空いてきて、ガラスケース内の説明もじっくりと読んでいられるようになりました。「戦友絵姿」や永倉新八の「七ヶ所手負場所顕ス」の全文など、初めて見たわけではありませんが今までは一部のみの公開だったり、ゆっくりと見られない場所での公開だったりしたものを特に時間をかけて見学しました。展示内容は非常に充実していましたが、残念だったのは常設展示の伊庭八郎の肖像画と識別札が展示されていなかったことです。函館新政府では新選組の上位組織だった遊撃隊二番隊の隊長なのに…と、いつも展示されている場所のガラスケースに飾られた歳さんの写真パネルを見つつ切なくなりました(^^;

 1時間以上見学をした後は、公開中の兵糧庫も見学。復元から2年以上経ちましたが、まだ木の香りがします。無料なので、観光バスの団体はこちらのみを見学している人も多かったです。いくつかの団体と入れ違いでの見学となりました。天気がよかったので、五稜郭公園内を一周して御陵各タワーに移動しました。タワーはエレベータ待ちの長蛇の列を見て登る気がうせ、そのまま帰りました(笑)

 すでに12時近くなっていたので、電車で千歳町まで行きはこだて自由市場でお昼を取ることにしました。朝市に比べると小規模な市場ですが、どこの食堂も朝市の食堂に比べると安めです。今回入ったお店は定食と刺身のトッピング丼が中心で、丼は「時価」と書いてあるのがちょっと不安でしたが、イクラとイカの二色丼で1500円。イカはまさに捕れたてで薄いピンク色をしていました。朝市よりも、こちらの方がお得かもしれません。

 函館駅まで行き、ホテルに荷物を預けて…と思ったら、アーリーチェックインをさせてもらえました。しばし休憩した後、出発。ホテルから歩いてすぐの土方歳三終焉の地に行きました。何人か先客がいましたが、男性1人か女性2〜3人が多かったです。歳さん人気はやはりすごいです。この辺りは函館の「H」型の地形で幅が狭くなっているところなので、歩いて大森浜まで行ってみました。15分ほどで大森公園に到着。公園内には函館大火慰霊堂があります。一見お寺のようなつくりで、老朽化のためか正面入口手前にはロープが張られ、入れないようになっていました。これは昭和9年の函館大火の犠牲者を弔うために建てられたもので、東京の両国にある関東大震災の震災記念堂と似ているそうです。

 ちょうどバスが来たので、わずかですが乗車して土方・啄木記念館へ。今回は啄木の方から見学しました。歳さんの方は、前回より展示が増えていてびっくりしました。特に刀剣類は本物の清光や11代兼定などがあり、マニアにはたまらないです(笑)一さんの愛刀、鬼神丸までありました。最近できた施設だからといって侮れません(^^;小さいスペースに目いっぱい、展示品を詰め込んでいるような感じでした。ただ、オリジナルグッズとしておつまみや漬物のパッケージに歳さんの写真を印刷するのはあまりいただけません(^^;

 次の目的地は碧血碑です。函館駅前まで戻って電車に乗り、谷地頭へ。そこからはひたすら坂道を登ります。観光バスは午前中なので、おそらく静かに見学ができるだろう…と期待していましたが、何組か先客が。ここで人の姿を見るのは本当に珍しいので、大河効果恐るべし、といった感じです。先客が立ち去るのを待ち、碑の前に進むと…蚊の大群に襲撃されました(;_;)お線香の煙で追い払おうとしても次から次へと襲われる始末。やむなく退散しました(;_;)全くゆっくりと見学ができず、非常に残念でした。

 時間が余ってしまったので、立待岬まで行くことに。しかし、山道を歩いていくとまた蚊に襲われそうだったので、碧血碑よりかなり下の、舗装された道を行ける所まで行ってみました。すると、旅館の裏側から立待岬手前の墓苑に入ることができました。あまり近道としてはお勧めできませんが、いつも通っている車道より高低差が少なく、歩きやすかったです。立待岬に着くと、下北半島・津軽半島が非常によく見えました。こんなによく見えたのは初めてだったかもしれません。ただ、風が出てきて寒くなったので、早めに帰りました。

 ホテルで小休止後、夜景バスで函館山へ。今回は日没後1時間以上たってから出発したので、山頂に到着した頃には最高の夜景が眼下に広がっていました。ゆっくり夜景を楽しみたいところですが、場所の割り込みなどを何度もされて気分が悪かったので20分ほどで下山しました。割り込みをしてくるのは、おばちゃんか中国人が多かったです(^^;

市立函館博物館五稜郭分館 函館大火慰霊堂 函館夜景
市立函館博物館五稜郭分館函館大火慰霊堂函館夜景



2004/09/05(SUN)

 前回7月に函館を訪れた時は、2日目は午前中に函館を離れてしまったので、元町方面へは行けませんでした。今回も14時くらいまでしか時間がありませんが、元町方面を重点的に散策することにしました。

 棒二森屋裏からバスで高竜寺前へ。高竜寺「傷心残目」の碑が目当てなので、それ以外はざっと見学し、称名寺へ。風が強くてなかなかお線香が点きませんでしたが、なんとか新選組供養碑にお参りできました。隣の実行寺も軽く見学し、元町方面へ。途中、旧ロシア領事館や舟見町の箱館医学所跡付近、咬菜園跡などを坂を登ったり降りたりしながら見学し、旧函館区公会堂に到着です。久しぶりに、中を見学することにしました。ここと旧イギリス領事館、函館市文学館、北方民族資料館の4館共通券があったのでこれを購入し、見学スタートです。2階の広間では大正琴の演奏会があるようで、リハーサルの最中でした。この日も穏やかな天候で、2階のベランダから見える函館港の風景はすばらしいものがありました。しかし、それ以上にこの建物を撮影する人が多いのにびっくりでした(^^;いつもは自分もその1人なので、たまには建物の中から外を見るのもいいな…と思いました。

 旧北海道庁函館支庁庁舎函館奉行所跡などの見所がある元町公園を通り抜け、次は旧イギリス領事館へ。知らないうちに内部がリニューアルされていて、展示がさらに充実していました。見学コースも、今までとは違うルートになっているようで、初めて入った部屋もありました。函館開港についての史料が展示されていて、勝海舟の著書などもありました。また、裏手の庭では結婚式も行われていて、なんだかにぎやかでした。

 このまま、基坂を下ると北方民族資料館に行けますが、その前にハリストス正教会に行きました。ちょうど礼拝の最中で前回のような見学はできませんでしたが、漏れ聞こえてくる賛美歌の音に耳をすませながら外観の見学をしました。聖ヨハネ教会カトリック元町教会も見学し、大三坂と八幡坂を下って函館市文学館へ。ここを訪れるのは初めて函館を訪れた5年前以来です(^^;1階は函館ゆかりの作家・芸術家の展示コーナー、2階は石川啄木関連の展示がずらっと並んでいます。直筆原稿や書簡などに加え、有名な歌50首の「啄木かるた」というのが面白かったです。啄木浪漫館で、函館を代表する歌として紹介されている「東海の小島の磯の白砂にわれ泣きぬれて蟹とたはむる」や、私が唯一暗唱できる「不来方のお城の草に寝転びて空に吸はれし十五の心」も含まれていました。

 次は共通券最後の見学場所、北方民族資料館へ。アイヌをはじめとした北方民族の文化や歴史を紹介した資料館で、特に装飾品や衣類が見ていて面白かったです。この建物はかつて日本銀行函館支店として使われていたもので、一部の展示室は銀行として使用されていた当時の内装のままになっています。大正末期の建物で、外観はあまりレトロ感がありませんが、中はかなりいい雰囲気でした。

 一通り見学が終了したので、お昼を食べに函館朝市へ。しかし、ちょうどピーク時で混雑していたので、今回は朝市近くの回転寿司に入りました。回転寿司とはいえ、ネタはなかなかのものでした。そのまま赤れんが館金森倉庫まで歩き、時間ぎりぎりまで買い物や散策を楽しみました。帰りも路線バスで函館空港へ。待ち時間は30分ほど…のはずでしたが、乗るはずの飛行機がまだ東京から到着していません。機材故障で機体を交換したらしく、結局1時間近く遅れてしまいました。九州に近づいていた台風の影響かと思いましたが、それは全く関係なかったようです。実際、函館〜東京はかなり天気がよく、猪苗代湖などを眼下にはっきりと確認できました。

旧ロシア領事館 北方民族資料館
旧ロシア領事館北方民族資料館



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