松前
2002/07/13(SAT)
函館から「道南史跡めぐり」という観光バスに乗り、上磯、木古内、福島と経由して松前まで来ました。かつて松前には函館からの電車が走っていましたが、15年程前に廃線になっています。そのため、今は函館と松前を結ぶ足はバスのみです。路線バスは朝夕を除き、あまり本数が多くないので自力で行くのはけっこう大変です。今回は観光バスでお手軽に行くことができました(笑)
観光バスとはいえ、松前では1時間半ほど自由散策となります。まずは松前藩屋敷という武家屋敷群を見学。すべて再現されたものですが、実際に建物の中に入って見学できるのがうれしいです。松前も雪は多いはずですが、弘前のように茅葺の建物は一つもありませんでした。
そこから10分ほど歩くと松前城です。途中には松前藩主、松前氏の墓所や桜資料館などもありました。松前の桜は非常に有名ですが、その中でも特に有名なのが光善寺の血脈桜です。もちろん、桜の時期ではないので花は見られませんでしたが、かなり大きな桜でした。いつかは桜の時期に訪れてみたいものです…。
松前城の天守閣は戊辰戦争の戦火を逃れたものの、昭和24年に焼失してしまいました。現在のものは再建で、中にはちょっとした資料館があります。戊辰戦争関連の展示はほとんどなく、天守閣の最上階に松前奉行人見勝太郎、函館新政府総裁榎本武揚、そして陸軍奉行並土方歳三…3人の写真が飾られているだけでした。横浜から海路、松前へ渡り、遊撃隊を率いて松前の防御にあたった八郎の姿がないのがちょっと残念です。
城内から抜けると、松前町役場があります。そこは松前奉行所の跡地に建てられたものです。松前奉行所についての案内板などはなく、単
に石碑が立っているだけでした。注意していないと見落としてしまいそうな、小さな石碑でした。
松前にある戊辰戦争関連の史跡は、松前城、松前奉行所以外に法華寺があります。ここは旧幕軍が松前攻略の際に占拠し、ここから天守閣に向けて大砲を撃った場所です。そして境内には戊辰戦争の戦死者の慰霊碑があるとのことでしたが発見できませんでした。寺が火災に遭った際、石碑が行方不明になったという話も聞きましたが…寺には誰もいなかったので、詳しい話は聞けませんでした。慰霊碑が本当に存在しているのか、真相は謎のままです。
そろそろ、松前での自由散策の時間は終了です。もし、もっと時間があれば旧幕軍と新政府軍の激闘があった折戸浜をのんびり散策したかったのですが…江差へ向かう途中、車窓から眺められただけでした。
(C) MOTOKO