花巻
1997/9/9(WED)
1997(平成9)年9月9日…9990円で1日JR東日本全線乗り放題の「999きっぷ」という切符を使い、花巻に行って来ました。本当は夏休み中に泊まりがけで行きたいと思っていたのですが、時間がなくて今回は日帰りになってしまいました。
新花巻駅に着いたのは、10時過ぎでした。ちょうどその時間は記念館行きのバスがなかったので、ブラブラ歩きながら行くことにしました。今まで2回、記念館には行っていますが、こうやって歩いていくのは初めてでした。駅から約20分。周りの風景を見ながら行くのもなかなかいいな…と思いました。初めに行ったのは「童話村」。前回はさまざまなイベントが行われていましたが、現在は自然を楽しめるような空間になっていました。賢治さんの作品に出てくる草花を見られる遊歩道があり、普段はあまり触れることのできない自然を楽しんできました。そしてイーハトーブ館と記念館にも行きました。イーハトーブ館では、「星になった賢治」という展示が行われていました。何でも、新しく発見された星に賢治さんの名前が付いたそうです。そのことの報告と、賢治作品に登場する「星」についてのパネルがありました。記念館の方では、「賢治と戯曲」という特別展示があり、劇作品「植物医師」の直筆原稿が展示されていました。
その後、バスで花巻駅に向かいました。しかし、時間があったので途中でバスを降り、賢治さんのお墓のある身照寺に行きました。花巻の中心地からは少し離れた高台に、このお寺はあります。賢治さんのお父さんによって建てられた供養塔と、宮澤家代々のお墓が並んで建っていました。ここを訪れ、花を手向ける賢治ファンは非常に多いそうです。私も、花巻を訪れること3回目…やっとここに来ることができて、とてもうれしかったです。
身照寺から歩いてすぐ…花巻市民会館の前にある公園が、「ぎんどろ公園」です。ここには「風の又三郎」をモチーフにした彫刻と、碑文があります。碑文には「風の又三郎」の冒頭部分が刻まれています。この公園から花巻駅まではバスで5分ほどなのですが、バスの本数が少ないので、この時は駅まで歩いてしまいました(^^;今回、花巻では様々な場所を回りましたが、これらを回るのに徒歩ではちょっときついな…と思いました。今度行ったときには、自転車を借りて、いろいろと回ろうと思います。
花巻からJR東北本線で盛岡まで出ました。盛岡では、前回行くことができなかった岩手公園に行って見たいと思っていました。岩手公園には、賢治さんの詩、「岩手公園」の碑があります。盛岡中学校(現・盛岡第一高等学校)、盛岡高等農林学校(現・岩手大学農学部)と、盛岡で学生生活を送った賢治さんは、盛岡に関する作品を多く残しています。「岩手公園」もその一つで、交流のあった宣教師、タッピング夫妻のことをモチーフにした詩です。この岩手公園は盛岡城のあったところで、石垣などは残されています。
盛岡のシンボル的存在である、旧盛岡銀行などを見た後、ぶらぶら盛岡の市街を歩きました。お店に入ってみたり、風景を楽しんだり…そのうち、開運橋のあたりまで来たので、川沿いを歩きながら材木町の「いーはとーぶアベニュー」に行きました。光原社の中庭から北上川を眺めたり、通りにあるさまざまなブロンズ像を眺めながら、ぶらぶら歩きました。そして駅周辺まで戻って駅ビルやお店を見た後、新幹線で東京まで戻りました。
この日は私と同じく「999きっぷ」を使っている人が多かったため、新幹線は大変な混雑でした(^^;今回は短いながらも非常に充実した旅でした。新花巻駅を過ぎ、車窓から胡四王山を見ながら、また来たい!!と思いました。
 南斜花壇 |
 賢治供養塔 |
 「風の又三郎」群像 |
 「岩手公園」詩碑 |
 賢治ブロンズ像 |
(C) MOTOKO