花巻
1999/12/5(SUN)
仙台駅を10時半過ぎに出て、新幹線で新花巻駅へと向かいました。私が乗った列車は、盛岡までの間で水沢江刺と新花巻にしか止まらないものだったので、40分ほどで到着しました。何度訪れていても新花巻駅を降りた瞬間の懐かしさは、なんとも言えない感覚です。いつもは周辺の散策がてら、記念館まで歩いて行ってしまうのですが…今回は荷物が多く、帰りは花巻から盛岡へ向かうつもりだったので、リッチにタクシーを使ってしまいました(^^;タクシーだと2〜3分で着いてしまいます。
まずは久しぶりに童話村をじっくりと見学し、次はイーハトーブ館、ポランの広場、そして賢治記念館を見学しました。イーハトーブ館では「科学」の企画展が行われていて、実際に実験できるよう道具が取り揃えられていました。このように、実際に体験しながら見学できるような企画展は初めてだったので、見学にかなりの時間を費やしてしまいました(^^;賢治記念館での企画展は前回訪れたときと同じ「鹿踊りのはじまり」だったので、見学はそこそこに、花巻駅行きのバス停へと向かいました。そこで13:39発のバスを待っていたのですが…10分待っても、20分待っても来ません。変だなぁ…と思って時刻表をもう一度見たところ…下の方に張り紙がしてあり、要するに13:39の便は新花巻駅や記念館前を経由しなくなってしまったらしいのです(^^;変更になったばかりで、時刻表はまだ修正されていなかったためですが…13:30に気づいていれば、ひとつ先の「札長根」まで歩いたのに…(;_:)と思いました。
次のバスは14:49発なので、寒いところで待つよりは…と思い、イーハトーブ館に戻りました。せっかく時間が余っていることだし…と思い、ついに宮澤賢治学会 イーハトーブセンターの入会手続きをすることにしました。これは賢治を好きな人が集まり、研究会などを行っている団体なのですが…発表などをしなくても研究会に参加することはできるのです。会員証や会報もあるので、ファンクラブと学会の中間といったところでしょうか。会報の最新号をもらい、5分前にバス停に戻って花巻駅方面へ向かいました。翌日は天気があまりよくない、という予報だったので、晴れているうちに行っておきたい所を中心に回ることにしました。…と言うわけで、詩碑やお墓は雨が降ってもかまわないと思い、バスを「里川口」で降りてイギリス海岸へ行きました。
川沿いを歩くこと約15分…途中、工事中の個所がいくつかあり、最も川沿いの道を歩くことはできませんでしたが、無事にイギリス海岸にたどり着きました。青い空と静かな川の流れ、澄んだ空気…ここは花巻でも特に大好きな場所のひとつです。川沿いのベンチに座り、ぼーっと川を眺めながら幸せを感じました(笑)今回も、夜までいることはできなかったのですが…一度はここで、星を眺めたいものです。
荷物が重かったのと、早く盛岡に行かないとコンサートに間に合わないのとで、寄り道はせず、まっすぐ花巻駅に戻りました。駅弁の「銀河SL弁当」を買い、リッチに急行「陸中」を使って盛岡まで行きました。在来線でもよかったのですが…在来線だとシートが横なので、お弁当を食べるのにはちょっとつらいからです(^^;その点、急行「陸中」はディーゼル車ではありますが、シートはリクライニングも当然可能な快適さです。約30分で盛岡に到着し、ホテルに荷物を置いて盛岡市民文化ホールへ直行しました。ホールの入っている多目的ビル「マリオス」内には、岩手県の観光物産センターがあります。ここで「風の又三郎」という日本酒が売られていて、帰りに買って帰ろう…と思っていたのですが、買いそびれてしまいました(;_:)今度盛岡に行った時には、必ず買って帰ります(笑)
ちなみに、コンサートは大盛り上がりでした(^o^)私にとって1000年代最後の「ホール」でのコンサートが、この第二の地元とも呼べる盛岡だったのは、非常に印象深いです。
1999/12/6(MON)
今回泊まったホテルはかなり設備が充実していたので、外は雨ということもあり…ついチェックアウトするのが遅くなってしまいました(^^;もう一度花巻に行って、昨日見残した場所を見なければと思っていたのですが…盛岡でつい時間を使ってしまい、花巻空港駅に着いたのは13時半すぎでした。
花巻空港駅といえば、羅須地人協会です。最近、花巻農業高校の統廃合問題が浮上し、新聞でも話題になっていますが…賢治さんの時代には「花巻農学校」だったのが高校となり、場所も現在の「ぎんどろ公園」から移転していることもあり…私自身は「賢治先生の学校」というイメージは、それほどないのです(^^;むしろ、羅須地人協会はこれからどうなるのかが非常に気になるところです…今回は鍵がかかっており、事務所に申し出てわざわざ借りるのも面倒かな…と思い、外観だけ写真に撮って来ました。あまり人がいない方がのんびりと見学できてよいのですが…まったく人がいないというのも不便でした(^^;
花巻空港駅から国道4号線へ伸びる道沿いには、賢治さんの作品をモチーフとした彫刻が2つ(「やまなし」と「チューリップと少女」)あります。ちなみに、国道に向かって右側の道です。左側にも彫刻がありますが、こちらは賢治さんとは無関係のものでした(^^;花巻空港駅の周辺も、だいぶ変わったなぁ…と感じました。
東北本線で花巻駅へ戻り、バスで詩碑まで行きました。平日で雨まで降っているということで…詩碑の周辺にも誰もいませんでした。のんびりしすぎてしまったため、バスに乗り遅れるというハプニングまでおこりました(^^;ここは20分おきなのでまだいいのですが…でも、あたりも暗くなり始めていたので、今回はお墓やぎんどろ公園に行くのは断念しました。花巻駅で20分ほど時間があったので、「銀河地球鉄道壁画」を見に行ってみましたが…5時前だったのでまだライトアップされず、あまり面白くありませんでした(^^;寒くなければライトアップされるまで待つつもりでしたが…東京の寒さとはやはり質が違うというか、肌を刺すような寒さだったので、あきらめて盛岡に戻りました。盛岡では予定していたのより1本早い新幹線に乗ることができ、1時間早く東京に着きました。今回は雨と寒さに負けてしまった旅でした(^^;次回は春〜夏に行く予定です(笑)
(C) MOTOKO