平泉
2000/11/11(SAT)
今回の東北旅行は仙台・盛岡のアルコンがらみです(笑)仙台はともかく、盛岡のアルコンはある意味地元のアルコンなので、ここ3年ほどは皆勤状態です。前回は始発の新幹線を使って松島・仙台観光をしてから仙台アルコンに参加しましたが、今回は平泉へ行ってみることにしました。
前回同様、始発の新幹線を使うと半額で往復できるきっぷ「たび割7」を使って、一ノ関へ。今回は指定席が取れなかったので、リッチにグリーン車を使ってしまいました(^^;一ノ関からは観光バスを使って平泉観光をすることにしました。普段なら観光バスには目もくれないのですが、今回は路線バスなどでは行けないところにも行ってみたかったのと、12時半頃までに一ノ関へ戻ってきたかったのとで、少々奮発してしまいました(^^;
バスの乗客は私を含めて6人…この時期にしては多い方だそうです。まずは厳美渓へ。ここは秩父の長瀞と同じく天然記念物の指定を受けている渓谷ですが、かごの中に料金を入れると、川を挟んだお店の人がそのかごをたぐり寄せ、団子を入れて送り返して来るという「郭公団子」でも有名です。実際に自分が買わなくても、そのやりとりを見ているだけでおもしろかったです。また、紅葉がまだ残っていて、とてもきれいでした(^^)
次は達谷窟(たっこくのいわや)へ。ここはかつて東北が「蝦夷地」と呼ばれていた頃…この地を支配していた悪路王アテルイを坂上田村麻呂が倒した際、悪路王の住処であった洞窟の壁面に菩薩像を彫り込んだというところです。また、お堂の仲には108体の毘沙門天を安置したそうです。現在、壁仏は風化が進み、なんとか顔を識別できる程度にしか残ってません。また、毘沙門天も2度の火災で大半が焼け、現存するのはわずか37体だそうです。ここへの交通手段はタクシーしかないので、いつもの電車+路線バスな観光ではなかなか来る機会のない場所です。ちょうど紅葉が見頃で、ここもとてもきれいでした。
次は平泉観光の主要スポット毛越寺です。ここは奥州藤原氏の2代基衡によって再建された寺ですが、火災で大半の建物は焼けてしまい、当時の形を残すのは境内の池のみです。この池は極楽浄土を表す作りになっていて、「浄土庭園」と呼ばれています。一周10分ほどの池の水は非常に澄んでいて、こちらも見頃となっていた紅葉を映し出していました。また、今年は中尊寺開山1150年の年ということで、ご本尊の摩多羅神が特別公開になっていました。この仏像、なかなか男前でした(笑)
最後は中尊寺です。ここは言わずと知れた奥州藤原文化の粋を集めた寺で、芭蕉の「五月雨の降り残してや光堂」の句でも有名な金色堂があります。また、源義経・武蔵坊弁慶ゆかりの寺でもあり、2人の木造が安置されている弁慶堂もあります。こちらでは前日まで秘仏公開が行われていたとのことで…見られず、ちょっと残念でした。しかし、金色堂を生で見られただけでも十分だったような気がします。急な坂道を上ること20分…金色堂はガラスケースの中に置かれていました。その名にふさわしく、金色に光り輝くこの建物は、まさに極楽浄土そのものといった感じでした。漆を塗った後に金箔を張り、柱には精細な彫刻と夜光貝による装飾が施され、900年近く前にこのような技術があったことに驚かされます。また、こちらも紅葉が非常に美しく、この時期に来てよかったと思いました。しかし、これほどの奥州藤原文化も、わずか100年で滅んでしまいます。義経が住んだという高館、前九年の役古戦場なども近く、このあたりはまさに芭蕉の「夏草や兵どもが夢の跡」といった雰囲気でした。
 厳美渓 |
 達谷窟毘沙門堂 |
 毛越寺大泉池 |
 中尊寺金色堂 |
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