鹿児島
2004/03/07(SUN)
前日は大分→福岡→熊本とかなりの距離を移動してきました。この日は熊本から鹿児島へ。3/13の九州新幹線「つばめ」開業に合わせて姿を消す、博多〜西鹿児島間の特急「つばめ」の乗りおさめをしました。博多から通しで乗車したことはありませんでしたが、熊本〜西鹿児島間は上り下り2回ずつ乗車しました。この区間は西鹿児島に向かって右側に東シナ海をのぞむ車窓の風景が非常に有名で、私も空席がある場合は必ずそちら側に座るようにしていました。この路線は第三セクターの「肥薩おれんじ鉄道」に引き継がれますが、特急でこの風景を楽しめるのも残りわずかです。新幹線開業によって乗車時間は1/3になりますが、車窓を楽しむ余裕がなくなってしまうのは残念です。
13時ちょっと前に西鹿児島駅に到着。この「西鹿児島」という駅名も、新幹線開業と同時に「鹿児島中央」と改称されます。地元では通称「西駅」と呼ばれ、親しまれていた駅名ですが観光客を中心とした新幹線利用者にはわかりにくいので、改称されることになったようです。昨年の9月、新幹線「のぞみ」が停車するようになった代わりに駅名を「新山口」に変更した「小郡」駅も、同様の理由による改称だったそうです。観光客からしてみると「新××」という駅名より、従来の地名を使った駅名の方が親しみやすいような気がするのですが…不思議なものです。駅舎に埋め込まれた「西鹿児島駅」の文字はすでに「鹿児島中央駅」に取って代わられていました。駅前の案内図などもすべて「鹿児島中央駅」…少し寂しさを覚えました。
バスと路面電車の1日乗車券を購入し、まずは維新ふるさと館へ。展示ホールでの上演時間まで余裕があったので、比較的ゆっくり見学ができました。1階の展示ホールに、なぜか大河ドラマ「新選組!」のポスターが貼ってあったのが謎でした(^^;とりあえず薩摩藩士のキャスティングは、まだ一切決まっていません。龍さんと桂はすでに登場しているので、おそらく新選組とは直接関係ありませんが、薩長同盟のシーンは描かれることでしょう。西郷、大久保はもちろん、小松帯刀や中村半次郎など普段はあまり登場しない人がいるといいなーと思っています。
西郷隆盛誕生地や大久保利通生い立ちの地などを見学し、周遊バスの「かごしまシティビュー」でザビエル公園前へ。ここから徒歩数分のところにある示現流史料館を見学しました。ここは前回、鹿児島を訪れた時に見学しようと思っていた施設ですが、前回は休館中のため見学できませんでした。今回は「開館中」の札を見つけたので、早速中に。入口で靴を脱ぎ、スリッパに履き替えて見学をします。展示室は1つで、薩摩藩の兵法である示現流の歴史を古文書や刀の装飾品等で解説しています。示現流の刀は、鍔に穴が2つ開いているのが特徴です。これは鍔と鞘をしばっておき、刀を抜かないようにするための工夫です。示現流は「刀は抜くべからざるもの」という教えを第一に稽古に励む流派だそうで、一太刀目で相手を倒してしまうという剣の強さからは想像できない一面を垣間見られました。見学を終えると、受付の方が稽古場を見せてくれました。すり減った丸太が2本立てられていて、これに向かって一太刀目を打ち込んでいることがすぐにわかりました。稽古場を見られるチャンスはそう滅多にないので、見られてラッキーでした♪
再び「かごしまシティビュー」のバス停に戻り、次の「西郷銅像前」で降りました。西郷隆盛像を見て、鶴丸城址へ。時間の余裕がそれほどなさそうだったので、黎明館は見学できませんでした。次は城山へ行こうと思っていたので、バスの待ち時間中に私学校跡の石碑と石垣に残る西南戦争時の弾痕も見てきました。城山行きのバスは満員状態で到着。どうも新幹線試乗会に参加した観光客が多数、城山へ向かっていたようです(^^;それもそのはず、午前中はどんより曇っていましたが、午後になって天気が回復。非常に美しい桜島を見ることができました。ここまできれいに見えたのは久しぶり。ちょっと感動してしまいました。
次のバスは16:19。しかし、前の便も前の前の便も10分ほど遅れていたので、城山を出るのは16時半ごろになりそうでした。鹿児島空港出発が19:10なので、少なくとも17時半ごろには空港へ向かわないと間に合いません。南洲墓地や仙巌園まで行ける余裕はなかったので、シティビューを途中で降りて電車に乗り換え、西鹿児島駅方面へ向かいました。最後に訪れたのは西鹿児島駅近くにある共研公園です。維新ふるさと館から歩いても数分の場所にあります。公園の入口には西郷南洲翁宅地跡の石碑が建っています。借金のために誕生地である加治屋町の屋敷を売り、後に武町の屋敷へ移るまでの約10年間、この地に居を構えました。その間に2度の流罪があり、西郷自身がここで暮らした時間はごくわずかですが、その10年間は西郷が歴史の表舞台に登場し、活躍を始めた時期でもありました。しかしその一方で、この屋敷跡は誕生地や武町の屋敷跡に比べて地味だったのが印象的です。その後は駅前のバスターミナルから、空港行きのリムジンバスに乗りました。
 |
 |
 |
 |
| 特急「つばめ」車窓 | 西鹿児島駅 | 示現流兵法館 | 西郷南洲翁宅地跡 |
(C) MOTOKO