仙台
2003/04/27(SUN)
前日は会津若松へ行き、郡山で一泊しました。この日は仙台でのアルコンに参加し、最終の新幹線で東京へ帰ります(^^;郡山でゆっくりしてもよかったのですが、たまには仙台も観光してみようと思い、お昼頃に仙台へ到着するようなプランを練りました。
郡山から高速バスで仙台へ。新幹線の倍の時間がかかりますが、料金は半額以下です(笑)途中たいした渋滞もなく、ほぼ定刻で到着しました。仙台駅で少しお土産を探した後は、「るーぷる仙台」という観光周遊バスに乗りました。小さなバスの割に、本数が30分に1本と少ないため、車内は大混雑でした(^^;10分ほど乗り、「瑞鳳殿」で下車しました。まずは仙台藩主伊達政宗、忠宗、綱宗の廟所である瑞鳳殿の見学です。実はここへは、15年前に来たことがあります。その時は観光バスを利用したので気が付きませんでしたが、かなりの高台にあって、坂と石段をひたすら登っていかなければなりません(^^;その坂の途中には墓地がありますが、そこには鹿児島県人七士の墓があります。西南戦争で西郷軍につき、戦後仙台へ配留されてこの地で没した13名を葬ったもので、4名は遺族によって鹿児島に改葬されたために現在は7名が眠っているそうです。
また、瑞鳳殿へ続く石段の途中には西南の役旧仙台藩士戦没者弔魂碑が建っています。こちらは新撰旅団として西南戦争に従軍し、戦死した旧仙台藩士141名の慰霊碑です。新撰旅団というと、旧斗南藩士が多数を占めていたようなイメージを持っていたので、旧仙台藩士の戦死者の多さに驚きました。同じ敷地内に、西郷軍と官軍の両方の慰霊碑があるのは、なんだか不思議な感じがします。
そして瑞鳳殿へ。初代政宗の廟所瑞鳳殿、二代忠宗の感仙殿、三代綱宗の善応殿の3つの廟所からなり、それぞれ非常に鮮やかな色彩の豪華な彫刻が施されています。瑞鳳殿は昭和3年に国宝指定されていましたが、昭和20年に戦災のため消失。現在の建物は、20年前に再建されたものです。再建にあたって行われた発掘調査で発見された遺骨や副葬品を展示している資料館が隣接しています。小さな資料館ですが、展示内容は非常に充実していました。特に目を引いたのは、政宗ら3人の藩主の顔を骨格から復元したものです。政宗といえば「独眼竜」と渾名されるように隻眼であったことは有名ですが、ここに展示されている史料はすべて両目があります。これは政宗が、親からもらった体なのに欠けている部分があるのは申し訳ないから、自らの絵や像を造るときには必ず両目を入れるようにとの遺言をしていたからだそうです。そういえば、青葉城址の銅像も眼帯はしていなかったと思います。
瑞鳳殿を見学し、自動ドアを通って外へ出ると大きな石碑がありました。石碑には弔魂碑と大きく刻まれており、戊辰戦争・西南戦争で戦死した仙台藩士のための忠魂碑です。案内板はなく、石碑の下部に埋め込まれている金属板に刻まれた漢文だけが頼りです。西南の役の弔魂碑には案内板があったのに、こちらには何もないのがちょっと不思議な感じです。やはり、戊辰戦争では奥州列藩同盟の一員だったため、新政府軍をはばかってのことなのでしょうか?戊辰戦争から130年の時を経てもなお、根深く残る「何か」があるのかもしれません。感仙殿と善応殿は隣同士に立てられていて、瑞鳳殿よりはやや小さいですが豪華さは同じくらいです。また、ここは桜の花が残っていて、風に花びらが舞っていました。ここまでの道のりは大変でしたが、思いがけず今シーズン最後の花見をすることができたのはラッキーでした。
石段と坂を下り、またもや満員の「るーぷる仙台」に乗って仙台市立博物館に行きました。仙台の歴史を多くの展示で多角的に紹介している施設で、かなり見応えがありました。ここには歳さんが仙台藩主伊達慶邦に宛てた書状が所蔵されていますが、今回はそれは展示されていませんでした。幕末の史料としては、風刺絵が目に付きました。子供の遊んでいる姿を描いたものであっても、子供の着物に描かれた柄でどこの藩かがわかるようになっています。たとえば会津ならろうそく、仙台なら笹…見ていてとても面白かったです。
一通り見学が終わったところで、博物館内にある情報資料センターへ立ち寄りました。今回、ここへ来たのにはもう一つ目的がありました。新選組総長で仙台出身といわれている山南敬介についてのリサーチです。「山南」という姓はあまり多くないので、なにか手がかりが見つかれば…と思い、仙台藩士の名簿や姓名辞典などを片っ端から調べてみました。仙台藩士の名簿には山南姓は見つかりませんでしたが、多少手がかりになりそうな資料を見つけたのでコピーしてきました。多くの蔵書を無料で利用できるので、非常に便利でした。
再び「るーぷる仙台」で、青葉城址へ。ここへ来るのは4年ぶりになります(^^;その時も工事中でしたが、今回も伊達政宗像周辺は工事中のままでした。将来的には、天守閣や櫓などが復元されるのかもしれません。現在は小さな資料館が一つあるだけなので、早くもそれらに期待です(笑)仙台の町並みを楽しみ、仙台駅へと戻りました。仙台といえば牛タンなので、ライブ前に軽く夕食を…と思い「喜助」というお店へ行きました。実は仙台でちゃんとした牛タンを食べるのは初めてです(笑)やわらかくて、とてもおいしかったです♪その後は仙台サンプラザへ。久しぶりに仙台駅から歩いたため、予想より多く時間がかかり、会場に到着したのは1曲目が始まったところでした(^^;ライブ終了後はタクシーで仙台駅まで急ぎ、最終の「はやて」で帰京しました。
(C) MOTOKO