長野
2003/05/11(SUN)
前日までの2日間は名古屋に滞在し、芝居にライブ、犬山や岡崎の観光など…かなりハードなスケジュールでした(^^;最終日はさらにハードに、名古屋から松本・長野経由で東京に帰るプランを立てました。というのも、東京から名古屋→松本→長野→東京という一筆書きできっぷを作成すると、単純往復するより安いということを知ったからです(^^;ちょうど善光寺では7年に一度のご開帳が行われているということもあり、長野へと行くことにしました。
千種駅から特急「しなの」に乗り、約2時間で松本に到着です。特急券は長野まで買っていましたが、なかなか松本へも来る機会がないので、とりあえず途中下車(笑)無料のレンタサイクルがあるのでそれを借り、一路松本城へ。前回、2001年に松本を訪れた際には、開智学校の見学をしているうちに時間がなくなり、城内へ入ることができませんでした。なので、今回の登城は大学2年の時以来になります(^^;その時は志賀高原の合宿所から湯田中経由で長野へ出て、松本に寄ってから特急「あずさ」で帰りました。高所恐怖症のくせに勢いで登城してしまい、最上階までは行けなかったという苦い思い出があります(笑)その後、姫路・彦根・犬山と他の国宝天守閣の最上階を制覇することに成功しているので、これで松本の天守閣最上階まで行かないと、国宝4城を制覇したことにはならない…と変な理由をつけ、登城することにしました。
前日に登城した犬山城とは違い、やはり入口が広い感じがしました。松本城は6層構造。展示のある2層目をぐるっと周り、がらんとした3層、4層を登ると登り・下りの分けられていない細い階段が。これを登らないと、最上階へは行けません。しかし、下りはきついので両方の手すりを持って降りてくる人が続き、なかなか登れません。国宝なので、階段に手を加えることすら許されていないのかもしれませんが、この辺りは工夫してもらいたいものです。やっとの思いで登り切ると、南アルプスの山々を一望できました。晴れていればさらに美しい景色を楽しめるようですが、とりあえずは国宝4城を制覇できたという満足感でいっぱいした(笑)一通り景色を楽しんだので、下ろうかと思うと…今度は登ってくる人たちが道を空けてくれません(-_-)下る方がきついのだから、少しくらい待ってくれたらいいのに、とマナーの悪さにがっかりでした。
ちょっと嫌な気分になりながらも無事に下城。あまり時間はありませんでしたが、隣接する松本市立博物館を見学してきました。多くの古写真で松本の街が変化していく様を紹介している展示が興味深かったです。ざっと見学を終え、自転車で松本駅へと戻りました。松本からは特急「しなの」で長野へ。松本ではどんよりとした天候でしたが、途中から雨が降り出してしまいました。長野駅に到着した頃にはすっかり雨模様。それでも、ここまで来たからには…とバスで善光寺に向かいました。
少し離れたところでバスを降ろされ、石畳の参道を歩いていくうちに人の波に飲まれました(^^;ある程度の混雑は仕方がないと思っていましたが、想像以上の人出にびっくりしました。「善光寺御開帳」という看板が掲げられた山門をくぐると、よく写真で見かける回向柱が見えてきました。この柱にはは、本堂に安置された前立御本尊、中尊阿弥陀如来像とつながる綱が結ばれていて、この柱に触れることによって前立御本尊との縁が結ばれるといいます。まずはこの柱に触れて参拝。続いて本堂へ入り、内陣参拝をしました。これは前立御本尊の近くまで行って参拝ができるものです。前立御本尊とは「前立」という名が表すように御本尊の前に立ち、御本尊の代わりに姿を現す仏のことです。善光寺の御本尊は秘仏のため、誰もその姿を見たことはありません。御開帳とは、この前立御本尊の御開帳のことを指します。参拝の列に並ぶこと30分…とにかく多くの人が本堂を埋め尽くしているような状態で、割り込みもあり、かなり殺伐とした雰囲気での参拝となりました(^^;前立御本尊が安置されている間の前面にある壁には、宇治の平等院で見た雲中供養菩薩像に似た仏像が埋め込まれていました。暗い中でも、鮮やかな朱塗りの柱や金に輝く仏像の姿はしっかりと見ることができました。もう少し、穏やかな気持ちで参拝したかったのですが…仕方がありません。
続いて、お戒壇めぐりの列に並びました。これは本堂の地下にある回廊をめぐり、御本尊とつながる「鍵」を探すものです。中は本当に真っ暗で、何も見えないような状態ですが、人が続いているので道をはずすことはありません(笑)回廊を突き当たり、出口へ向かう途中で「鍵」を発見しました。思っていたよりも大きなもので、「鍵」というよりはハンドルのような感じでした。
その後は善光寺史料館と経蔵を見学するはずでしたが…思っていたよりも時間がかかってしまい、受付時間が終了してしまいました(;_;)史料館は、戊辰戦争から第二次大戦にかけて亡くなった人々を供養する三重塔、忠霊殿の下にあるのですが…仕方がないので境内をぐるっとめぐり、帰路に就きました。本堂の裏側には塚や石塔、記念碑などが多くありましたが、迷子郵便供養塔というのを発見しました。あまりの人の多さに、ちょっと心が荒んでいましたが、この供養塔を見て非常に和みました(笑)
参道に立ち並ぶ土産物店で信州限定のキティを買い込み、長野駅へと戻りました。まさか前立御本尊の参拝にこれほど時間がかかるとは思っていなかったので、非常に慌ただしい散策となってしまったのが残念です。善光寺を参拝したのも大学時代以来だったので、帰り道、ふとその頃のことを思い出してしまいました。
(C) MOTOKO