備中高梁
2003/05/03(SAT)
毎年恒例となっている、ゴールデンウィークのALFEE中国・四国ツアーに今年も便乗して、岡山と鳥取に行って来ました。去年は松山のみの参加だったので、倉敷のライブは2年ぶり、鳥取は3年ぶりになります。岡山や倉敷は特に観光したい場所がなかったので、今回はちょっと足をのばして備中高梁へ行くことにしました。
朝イチの飛行機で岡山空港へ。岡山駅まではリムジンバスで移動し、JRで倉敷駅へ。今回の宿は倉敷なので、ホテルに荷物を置き、伯備線で備中高梁駅へ。普通電車で約30分の距離です。駅の近くでレンタサイクルを借りようと、事前に調べて置いたお店を探しましたが、見つからず。結局、10分ほど歩いたところの観光協会で借りることができました。まず向かったのは備中松山城。町中を自転車で疾走し、登城口へと進んでいくと…だんだん上り坂になり、自転車を走らせるのがつらくなってきました。実は備中松山城は、国内に現存する城郭の中で、最も高い場所にあります。途中からはバスで登らないと行けない、という知識はありましたが、そのバス乗り場まで平坦な道とは限らない…ということをすっかり忘れていました。あまりにも坂が急になってきたので、途中で自転車を置いて徒歩で登り始めました(^^;こんなことだったら、自転車を借りなければよかったかな…と後悔しました。
なんとかバス乗り場までたどり着き、バスに乗って5分ほどで本当の登城口、ふいご峠に到着しました。あれ、城は?と辺りを見渡しても、何もありません。目の前にあるのはどうみても登山道…ふいご峠からは山道を15分登らなければ、天守閣へはたどり着けないのです。ここへ至るまでにかなり体力を消耗していましたが、ここまできてあきらめるわけにはいきません(笑)意を決して、登山道へ(笑)だんだん登るのがつらくなってきたところに「登城心得 あわてずゆっくり進むべし 城主」という立て札が。次は「この辺りがちょうど中間点である しばし休まれよ」。そして、石垣が見えてきたところには「よくぞまいられた」…ここまで非常につらい道のりでしたが、この立て札で和みました(笑)やっと姿を現した石垣を見上げると…どうみても断崖絶壁(^^;よくこんな所へ、お城を造ったなぁ…と驚くばかりでした。そこからは石段が続き、足がかなりがくがくになってきたところでようやく天守閣のお目見えです。ここは8つの重要文化財指定天守閣の1つで、難攻不落の城として知られています。確かに、これほど高い場所にあったら攻める方も大変でしょう(笑)天守閣は二層と小さいですが、最上階からの眺めはもう絶景としか言いようがありません。よくここまで登ってこられたと、感心してしまいました(^^;天守閣を眺めながらしばし休憩し、下山しました。すると、最後の立て札を発見しました。「本日の登城 大儀であった」…なかなか粋なメッセージだと思いました。下りは登りに比べれば非常に楽でした(笑)あっという間にふいご峠へ戻ってきました。しかし、この日は天気が非常に良かったので助かりました。これで雨だったら、まず登るのが危険なのでは?と思うような道でした。
バスで麓まで戻り、自転車で一気に坂を下って町中へ。ここからやっと、自転車の本領発揮です(笑)まずは武家屋敷を見学しました。天保年間に建てられた屋敷はそれほど大きくはありませんが、手入れの行き届いた庭園が印象的です。屋敷の入口には人形があり、センサーに反応してお辞儀をしていました(^^;ちょっとリアルで、怖かったです…。敷地内には小さな資料館があり、甲冑や武具が展示されていました。
武家屋敷の受付で高梁の案内地図をもらい、次に向かったのは商家資料館です。こちらは享保年間の建物で、醤油製造の蔵や民具、工具などの展示がありました。母屋は天井の梁をうまく使った中二階構造で、200年以上前の建物とは思えないほどしっかりとした造りでした。昭和初期に使われていた公衆電話など、珍しい展示品が多かったです。
この商家資料館周辺は昔ながらの建物が多く点在し、城下町の雰囲気を色濃く残しています。その一方で、高梁基督教会堂や郷土資料館のようなレトロな建物もあり、狭いエリア内に見所が多数ありました。郷土資料館は中に入って見学をしました。かつては小学校として使われていた建物で、約3000点の展示が所狭しと並べられていました。1階には農家の囲炉裏と薬屋の店先を再現したコーナーがあり、2階は小学校の講堂として使われていた頃の雰囲気を強く残していました。また、2階に置かれていた備中松山城のミニチュアは非常に精巧に作られていて、圧巻でした。
備中高梁と倉敷はそれほど遠くはないものの、伯備線の本数が1時間1〜2本と非常に少ないので、早めに散策を切り上げて駅へ戻りました。行きは国道沿いを歩いたため、観光協会への道のりが遠く感じられましたが、帰りは商店街を抜けたのでそれほど距離を感じませんでした。しかし、つい寄り道をしてしまったので、駅に着いたのは列車の発車5分前でした(^^;
この日は倉敷アルコンに参加し、岡山の地ビール「独歩」を楽しんで早めに寝ました。翌日は武蔵の里大原を経由し、鳥取への移動です。
(C) MOTOKO