草津
2002/08/04(SUN)
京都から大津を経由し、草津まで行きました。草津は東海道と中山道が交差する宿場町で、大名などが宿泊する本陣が現在も残されていることで有名です。
草津駅から5分ほどのところに東海道と中山道の交差地点があり、その分岐点であることを示す追分道標がそのまま残されています。そしてそのすぐ近くには2つあった本陣の一つ、草津宿本陣があります。ここは皇女和宮が江戸に下る際、休憩したことがあるというところで、宿帳(大福帳)には大石内蔵之介、徳川慶喜など著名な人びとの署名が多く残されています。
その中に、元治元年の新選組隊士募集を終え、江戸から戻ってきた土方歳三、伊東甲子太郎、斎藤一、そして藤堂平助の4名の署名があります。草津宿本陣の建物に入ってすぐの部屋に、実物が展示されていました。それぞれの筆跡をじっくりと見てみましたが、どうも歳さんと一さん、伊東さんと平助は別の人が書いているようです。「斎藤」と「藤堂」の「藤」の字がちょっと違いました。伊東さんは「伊藤」となっており、他の3人の字に比べると細くて繊細な感じですが、伊藤の「藤」と藤堂の「藤」の字はかなり似ています。そして、それぞれの名前の下には「様」が付けられていますが、これはまた別の人が書いているのかな?という印象を受けました。署名の後には、同行者の人数(32名)、宿泊費(250文)などの明細が書かれているので、それを書いた人が「様」を付け足しているような感じです。この4人の中で、本人の筆跡が残っているのは歳さんだけですが、ここに書かれていた文字とはちょっと違う感じです。という訳で、この書名を書いたのは一さんと、伊東さんor平助か?と勝手に想像してみました(笑)他の人の署名と比べていないので何ともいえませんが、平助の遺品は全く残っていないので、これが本人の直筆だったらいいのに…と思いました。本陣内部は、ほとんど手を加えずにそのまま保存されているとのことです。大名などの泊まる部屋は他より畳が一段高くなっていたり、宿泊人数が多くなった場合に部屋を増やせるよう、廊下が畳になっていたり…さまざまな工夫があって、見学していて面白かったです。
草津宿本陣から歩いて5分ほどのところには草津宿街道交流館という施設があります。こちらは草津宿の歴史をビデオやパネルで紹介するとともに、宿場で使用されていた食器など、調度品の展示もあります。和宮が取った食事を文献を元に再現したというものもあり、なかなか面白い展示が多かったです。宿場をめぐるすごろくゲームなどもあり、ついはまってしまいました(^^;そんな感じで草津の散策を終え、新快速で京都へと戻りました。
(C) MOTOKO