萩
2005/01/23(SUN)
宿泊地の湯田温泉から萩へはJRの路線バスがあります。毎時50分発のようなので、9:50の便に乗ることにしました。朝食前に前回山口をレンタサイクルで巡った時に行き損ねた、周布公園へ。ホテルからは歩いて10分程でした。ここには長州藩家老周布政之助の記念碑と墓所があります。周布は長州藩の改革派で、高杉晋作や久坂玄瑞ら若手からの信頼も厚かった人物です。しかし、1864年の禁門の変を止められなかったことに責任を感じ、山口で自刃しました。藩命で「麻田公輔」と変名させられていたため、墓碑も麻田になっていますが、この辺りの地名は周布ゆかりの地ということで、周布町といいます。
ホテルをチェックアウトし、湯田温泉バス停に向かうと9時台のバスがないことが判明。ダイヤ改正で9時台はなくなったとタクシーの運転手さんが教えてくれました。萩観光+石見空港までの送迎を入れて21000円でどうかと誘われましたが、断りました(^^;仕方がないので、中原中也記念館を見学して10時台のバスに乗ることにしました。中也記念館では去年、賢治さん関連の特別展が開催されましたが、それは見学できませんでした。でも、図録が購入できたのでよかったです。ゆっくり見学していると、ちょうどよい時間になりました。JRのバスに乗るつもりでしたが、広島からの萩行き高速バスが先に来たので、こちらに乗りました。途中、大田中央にしか寄らず、微妙に早かったのでラッキーです♪
萩バスセンターに到着し、自転車を借りて出発しました。湯田温泉では雨が降っていたので、今度こそバス利用になってしまうかも…と覚悟していましたが、着いてみると晴天でした。萩との相性のよさをまた実感しました(笑)まずは高杉晋作旧宅へ。バスセンターから水路沿いの道を進み、玉木病院の前を通って行くと円政寺の前に出ます。菊屋横町に向かい、見学…と思ったら、なんと本日は見学不可とのこと。萩には何度も来ていますが、晋作の旧宅を見学できなかったのは初めてです(;_;)個人所有のため、いろいろな事情があるのでしょうが…残念でした。
代わりに、という訳でもないですが、最近公開が始まった久保田家を見学しました。初代は近江の呉服問屋で、萩に移住した後造り酒屋を始めたという旧家です。萩市が建物を譲り受け、5年ほどかけて手入れを行い、公開に至りました。母屋は江戸末期の建物で、酒屋のなごりを残す土間があります。離れは明治中期のもので、本陣のような役割を果たしていた時期もあるそうです。
次は今回の旅の主目的地、萩博物館へ。「明治維新を支えた萩の人々」という特別展も開催されていました。周布や山田顕義、野村靖などの書と、萩の乱の錦絵が展示されていました。また、常設展示の半分くらいは松陰先生を中心とした幕末の人物紹介コーナーで、映像による人物紹介などもあっておもしろかったです。晋作のコーナーは見学コースの最後にあります。「高杉晋作資料室」と名付けられたコーナーは想像より小さなスペースでしたが、晋作の年表、マサさんの回想録を元にした映像展示、そして高杉家蔵の遺品を中心とした展示で構成されています。道中三味線や瓠、松陰先生の「高杉暢夫を送るの序」、そして東行記念館で具足とともに飾られていた兜もありました。萩博物館が所蔵しているものはまだ他にもあり、1〜2ヶ月ごとに展示を入れ替えるそうです。おそらく、愛用のグラスや上海での筆談記録、産着、ひたたれなどが今後展示されると思われます。しかも、萩博物館開館に合わせて、全国晋作連合会、略して「全晋連」なる組織が作られたそうです。今まで、オフィシャルな晋作愛好会はなかったので、これは画期的です(笑)もちろん、その場で入会を申し込んでしまいました(^^;萩まで行くのは下関に比べて大変ですが、好きな街なのでこれを機に、年一回ペースから年二回に、訪れる頻度を増やしてみようと思います。
天気がいいので、ちょっと足を延ばして指月公園まで行きました。日本海の青さと指月山の緑がとてもきれいでした。お堀に沿って進むと、すぐに堀内鍵曲です。ここは萩で一番好きな風景なのではずせません。
まだまだ他にも行きたい場所はありましたが、石見空港行きのバスに乗り遅れるとアウトなので、松陰神社周辺へ移動しました。松下村塾と松陰先生の旧宅、そして松陰神社を散策。遺墨館はゆっくり見られそうになかったのでパスしました。伊藤博文旧宅も外観見学のみ。松陰先生誕生地へ行くかどうか迷いながら進みましたが、あと1時間でお土産を調達して、バスセンターまで戻ることを考えて断念。玉木文之進旧宅前で引き返しました。
東萩駅に向かい、地ビール「村塾」を調達するつもりでしたが、駅前の直営店のシャッターが閉まっています。まさか、潰れてしまったのでしょうか(^^;とりあえず、駅の売店でブラウンエールとヴァイツェンを買えたのでよかったです。よく利用しているレンタサイクルも今日はお休みで、なんだか各所でお休みばかりだなぁ…という感じです。
微妙に時間が余ったので、最後に野山獄・岩倉獄と常念寺表門を見てバスセンターに戻りました。自転車を返却し、バスセンター前のスーパーでフグをGETしてバスを待ちました。以前、石見空港から萩へ行った時にはリムジンバスだったような気がしていましたが、来たバスは路線バスでした。石見空港到着は東京行き出発の約1時間前。東京行きと大阪行きが1往復ずつしているだけの空港なので、搭乗口はもちろん1つだけ。売店2つにレストランが1つ。搭乗待合室には何もなし…という寂しい設備です。石見空港利用促進キャンペーンが展開されているようで、機内サービスの紙コップにはそのロゴが描かれていましたが…まずは空港設備を何とかした方がいいと思います(^^;
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| 周布政之助墓所(山口市) |
旧久保田家住宅 |
常念寺表門 |
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